『白ポッチ』とはなにか。
白ポッチ
白の真ん中にダイヤですとか、丸が付いていたり、ポッチというのがデザインされている牌があるんです。
それを使って遊ぶルールがあります。だいたい1枚、多いところで2枚入っているんですけれども、リーチをかけた後にオールマイティ牌として白ポッチが活躍するんです。
白ポッチを一発でツモれば和了れますよというルールもある。
あるいは、リーチ後であれば、いつ白ポッチをツモってもツモって言えますよといったルールもあります。
白ポッチはジョーカーですから。
リーチをかけたときにだけ白ポッチでツモれば和了れますよというルールがあるんです。
そのときに白ポッチ、大活躍します。
白ポッチは主にサンマや東風フリーでよく用いられるルールなのですが、僕は長年疑問だったことがあります。
この白ポッチ、リーチ後にツモるとオールマイティ牌だが手の中にある場合積極的に切っていった方がいいのだろうか。
例えばこんな配牌の時
(ポッチ)
ここから白ポッチを着るべきか否か。
事前にTwitterでアンケートを取ってみました。
俺は隠す派。捨てる事による一番のデメリット、河からの拾いを防ぐため。
— 渡辺直之 (@jukunonabe) June 8, 2019
中にはこのようなユーモラスな意見もありましたが、
結果は
白ポッチ早めに切るか隠すか問題は早めに切るが結局正解ですか?
— まじゃログ (@mahjonglog) June 7, 2019
「早めに切る」が45%でマジョリティでした。
それはなぜなのか?そして白ポッチは本当に常に早切りするべきなのか?
今回はこの真相に迫ります。
白ポッチは基本的には早めに切るべき
昔、とある超一流の雀ゴロの方が言っていました。
「白ポッチはリーチ判断が簡単になる分強者と弱者の実力の溝が埋まりやすくなるから好きじゃない。
白ポッチがないルールと同じ状況にしたいから手の内の役牌たちの中に白ポッチがあったら一刻も早く切るね。」
なるほど。非常に論理的でわかりやすい意見。
果たして強者たちの見解は共通しているのか?
まずはおなじみ、麻雀コーチングまるさんに聞いてみました。



白ポッチを隠すことによって「白ポッチがあるからリーチ」の本来なら打たれない悪手リーチを誘発することはあるが、
基本的に麻雀はリーチを突きつけられている状況の方が押し引きが発生するため損(悪手リーチかどうかは結局わからない)というのが強者の見解。
ただ、リーチ棒が場に出てほしいなど特殊な状況であれば隠すことがプラスになるときもあるとのこと。
非常に勉強になる意見を頂けました。
次はまたもおなじみモンスターメンバーこの人物




基本的にはまるさんと同様の意見でしたが、
役牌を重ねて攻めたいときは皆が白を他の役牌よりも先に切るべきことを知っていることが前提のメンツなら
河に切られていない白はほかの役牌に比べて僅かに重なりやすいため、手の内に残すのはありかもしれない。とのこと。
これは面白い考え方だなと思いました。
例えば
















こんな手か。
最後に僕の個人的な意見なのですが、
一軒リーチを受けて完全に手を崩してベタ降りしているときの他に安全牌があるときの白は残しておいたほうがいいのかなと思います。
理由は現バリのダマテンへの放銃が減るのと、べタオリの手順が簡単になり間違いにくくなるためです。
自分が一切放銃しない前提ならば、一件リーチ受けと2件リーチ受けでは2件リーチ受けのほうがその局の期待値が下がると統計上は言われているため一概には言えませんが。
・・・
へんしゅーちょー、真面目な麻雀の話でした。
まとめ
・基本的に白ポッチは早めに切っていれば間違いない。
・リーチ棒が出てほしいときに隠すべき局面は稀だがある。
・役牌を重ねて攻めたいとき、1件リーチを受けてベタオリ中は隠した方が得な可能性がある。
・役牌切り順を意識することが成績向上に著しく直結してるとは思えないので、結局はこの程度の選択で悩むのが一番雑魚かなと思う。(上尾陸奥曰く)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を書いた人
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当ブログの編集長。とある東風のフリー雀荘でメンバーをしている。
漫画、読書、映画鑑賞が趣味のありふれたおっさん。
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